免許返納した後って不便にならない?再取得の難易度や方法を解説!

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この記事を読んでいる方は、運転免許証を返納した後に、「やっぱり車の運転が出来ないのは不便だし困る」とお考えの方かと思います。免許を返納した後でも、再度取得することは可能です。その際の、優遇措置の有無再取得するための方法などについてお伝えしたいと思います。

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返納後でも再取得することは可能です


運転免許証を返納するということは、免許証を取消申請する、ということです。免許証が一度取消になったら、それまでどんなに優良ドライバーだったとしても、振り出しの無免許の状態に戻ります。免許返納後に再取得することは可能ですが、今まで運転していたからといって、再取得に対する優遇措置などは一切ありません。初めて免許を取得した時と同じように、適正試験・学科試験・技能試験に合格しなければなりません。

年齢上限はなく誰でも取得可能

受験資格年齢は、免許の種類によって様々ですが、普通免許なら18歳以上であれば取得可能です。

注意
ただし、過去に免許の取消処分を受けたことがある方で、取消処分に該当していたにも関わらず免許を失効してしまった場合は、受験前1年以内に「取消処分者講習」を受ける必要があります。

違反歴は引き継がれる

再取得の際、3年以内であれば過去の違反歴や行政処分が引き継がれるようです。最後の違反から3年以上経つと、点数や前歴はリセットされるようです。

ゴールドカードなどの運転歴は引き継がれない

優良ドライバーで、無事故無違反のゴールドカードを持っていたとしても、その情報は引き継がれません。あくまでもまっさらな状態の若葉マークからのスタートです。

運転免許を再取得する方法


運転免許証を再取得する方法は、初めて免許を取得した時と同様、適正試験・学科試験・技能試験に合格することです。70歳以上の方であれば、高齢者講習を受ける必要があります。

運転免許証を再取得するルートは2パターン

運転免許証を再取得するルートは2パターンあります。

パターン1:指定の学校に通わずに、一発試験で合格に臨むルート

一発試験とは、公安委員会で指定された自動車学校などに通わず、いきなり運転免許センターや運転免許試験場で試験を受け、合格することです。一発試験で合格したい場合、

  • 適性試験
  • 仮免学科試験
  • 仮免技能試験
  • 適性試験(2度目)
  • 本免学科試験
  • 本免技能試験

を自力で受けて合格し、運転免許を取得しなければなりません。
もともと免許を持っていた方なら不可能ではなさそうに思えます。が、実際に平成28年度に一発試験の合格率は14.8%というデータも出ています。道路交通法も毎年のように改定されているため、特に学科試験には心して臨まなければならないでしょう。また技能試験についても、助手席に座って採点するのが、教官ではなく警察官の方になるので、メンタルが相当強くなければ厳しいかと思います。

隣で警察官に見守られながら試験を受けるなんて、僕ならビクビクしちゃいます

鈴木ソリオ

パターン2:自動車学校や合宿に通い、段階を踏んでから試験に臨むルート

いくら今までの運転経歴があるとはいえ、一発合格を狙うのは難易度が高そうだ、とお思いでしょう。その場合は、初めて免許を取った時のように、自動車教習所や合宿に通ってから本試験を受けることをオススメします。

場所 期間 かかる費用
自動車教習所 9ヶ月以内 30万円程度
合宿 約1週間程度 15万円程度

時間や費用はかかりますが、一発試験を受けるよりかは、合格率が上がり、免許の再取得の可能性も高くなるでしょう。
公安委員会が指定した自動車教習所であれば、卒業した時点で、運転免許試験場での技能試験が免除され、学科試験と適性試験を受けるのみになります。

再取得に必要な書類

運転免許証の再取得に必要な書類は以下のようになっています。

  • 失効した運転免許証
  • 本籍地が記載された住民票
  • 申請用写真
  • やむを得ない理由を証明する書類
  • 再発行手数料(5,000円程度)

やむを得ない理由を証明する書類とは、入院証明書・診断書、また出国記録が押印されているパスポートなどです。
再発行手数料は、失効後6ヶ月以内の方の料金になります。申請する種目(大型や小型など)や講習手数料(優良・一般)などにより手数料は異なりますが、おおよそ5,000円程度です。
運転免許センター・試験場で試験に合格すれば、その日のうちに免許証が交付されます。

再取得’以外’の別の方法を考えてみる


なぜ、運転免許証を再取得したいのかは人それぞれだと思いますが、移動の不便さを解消したいという理由が最も多いのではないでしょうか。

移動手段を公共交通機関に切り替えてみましょう

免許返納後の交通手段を補うために、バスや電車・タクシーなどで使える割引サービスが増えています。
また、荷物の発送料金割引サービスも充実してきています。今まで車で運んでいたものを、割安料金で配達してもらうという手段に切り替えることもできます。
有効期限の残った運転免許証を返納すると、運転経歴証明書というものが発行されます。この証明書を提示しないと受けられないサービスですので、しっかり交付してもらい、お財布に入れるなどして携帯しておきましょう。
運転経歴証明書についてはこちらの記事をご覧ください。 car 運転経歴証明書とは?運転免許証との違いや申請方法について 免許返納特典についてはこちらの記事で詳しく書いています。 car 運転免許を自主返納するとどんな特典があるの?

田舎や郊外にお住いの場合

都市部では交通の便が発達しており、免許返納してもさほど大きな変化は見られないかもしれません。しかし、公共交通機関の発達が乏しい地域では、いくら特典やサービスが利用できるとはいえ、不便さは拭えないかもしれません。
例えば、車の維持費にかかっていたお金をやりくりして、もう少し便利な場所に引っ越しを検討することもできます。また、最近はインターネットや配送サービスが充実しているので、日用品や食品などを定期的に自宅に発送してもらう、ということもできるでしょう。

身分証明書としてだけなら、「運転経歴証明書」に切り替えを

身分証明書として運転免許を利用したいのであれば、先ほどお伝えした運転免許経歴書を取得すれば解決するでしょう。
運転経歴証明書は、運転免許証に変わる、身分を証明するための公的な書類です。
交付手数料は1000円程度なので、免許返納と同時に発行してもらうことをお勧めします。

まとめ


運転免許証を返納した後でも再取得することは可能です。しかし、時間的・金銭的・難易度的にも容易ではないということがお分かりいただけたかと思います。今まで運転することが当たり前だった方からすると、生活のあり方が一変し、不便さや不自由さを感じない方はいないでしょう。ただ、ご自身の身体的な変化に伴って免許を返納した、あるいはこれから返納するつもりだという方は、やはり多少不便ではあっても、車の運転をしない生活のあり方を模索する方が賢明なのではないかと思います。
免許返納後の特典も今後ますます充実してくる様子なので、あなたのお住いの地域で用意された返納特典をチェックし、ノー・カーライフを前向きに捉えてみられてはいかがでしょうか。